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ローマにてレポート公開後会合に参加しました!
開催レポート 海外連携活動
2014年10月28日、29日の二日間に亘ってローマのイタリア外務省にて第六回目のG8社会的インパクト投資タスクフォース会合に外務省OECD室の高橋室長、日本財団の大野常務理事が参加しました。9月にタスクフォースのレポートが公開されて初めての会合で、各国G8タスクフォースメンバー(政府代表、民間代表一名ずつ)、4つのWorking Group代表に加えてイタリア政府高官(外務省事務局長、厚生労働大臣、教育担当大臣、等)、イタリアの社会的投資関係者、英国政府高官(厚生労働大臣)が参加しました。又、今後G8諸国を超えた連携を模索することを視野に入れ、国際機関、G20関係(FAO、IFAD、WFP、OECD、European Investment Fund、南アフリカ大使、メキシコ大使、ブラジル社会的インパクト投資タスクフォース代表)の参加者も多く登壇しました。
Moving from Small Scale to Large Scaleと題した今回の会合は9月のタスクフォースレポート発表を受けて、今後具体的に各国で「実行」フェーズに移っていく為の課題の共有とタスクフォースの役割を明らかにすることが狙いでした。一日目はイタリアの社会的インパクト投資関係者と国際機関や途上国の政府関係者が当該分野での取組と今後の期待について発表。特にブラジルは民間主導でタスクフォースを立ち上げて市場形成に着手していて、新興国でも社会的投資の実践が進んでいることが明らかになりました。
二日目は各Working Groupと各国の諮問委員会によるレポート公開に対するリアクションの振返りがあり、日本のレポートと諮問委員会組成などの進展が高く評価されました。今後のアクションに就いてもディスカッションが行われ、タスクフォースの会合は今後7月末までは電話会議をベースにして継続し、各国での政策提言などのインプリメンテーションを支援することが決定しました。4つのWorking Group、各国国内諮問委員会もそれぞれ継続的に活動していく見込みです。
9月のレポートへの大きな反響を受けてタスクフォースの活動をG20諸国との連携も強めながら継続することが決まり、今後、各国での具体的な政策実現に期待が寄せられています。日本でも国内諮問委員会を中心に様々なステークホルダーと協働しながら社会的インパクト投資をさらに促進すべく活動して参ります。

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