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2018年7月5日に第一回G20ワーキンググループ会合が笹川平和財団にて開催されました
開催レポート 勉強会・ワーキンググループ

2018年7月5日に第一回G20ワーキンググループ会合が笹川平和財団にて開催されました。
 本ワーキンググループ(以下「WG」)はGSG国内諮問委員会第十二回会合において日本ファンドレイジング協会代表理事の鵜尾委員の呼びかけにより設立されたものです。WGは来年に日本で開催されるG20に向け、共同宣言の中に社会課題解決のための社会的インパクト投資の重要性が謳われることを目標として設立されたものです。GSG国内諮問委員会第十二回会合において鵜尾委員から設立の報告と参加呼びかけがなされ、賛同メンバーを中心に数多くの方にご参加いただいております。
 
 会合ではGSG会長のロナルド・コーエン卿から頂いたビデオメッセージが上映され、その後、G20についての簡単な説明がなされ認識を共有した上でフリーディスカッションが行われました。
 G20は加盟国が多くアジェンダに関する合意形成の難しさについて議論があった一方、日本国内での社会的インパクト投資に対しての関心は官民ともに向上しており、G20としても俎上に載せる蓋然性は決して低くないのではないか、との意見もありました。
 また、鵜尾委員はG8に対しても過去に社会的インパクト投資の議題化に向けて働きかけを行ったものの実を結ぶことがなかったことを挙げ、本WGにおいては行政への働きかけに際して具体的な議論ができるように事前準備の部分をより重視することが肝要であるとしました。
 さらに、多くの参加者からGSG国内諮問委員会第十二回会合において議題にも挙がった『社会的インパクト投資の拡大に向けた提言書』で発表された7つの提言の見直しに関連した意見が聞かれました。具体的には提言を見直していく中で社会的インパクト投資分野がアプローチしていく中央省庁が明確になるとの意見を頂戴しました。

全体として初回会合の顔合わせ、認識の共有化などが主として行われたこともあり、今後共同宣言にどのような形で記載されることを目指すかなどが話し合われました。
 次回のWGは8月24日に開催を予定しております。

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