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調査研究
インパクト投資(株式)における
インパクト測定・マネジメント実践ガイドブック等を作成・公開
~日本での実務者との複数回のディスカッションを重ねて~
Global Steering Group for Impact Investment (GSG)国内諮問委員会(以下、GSG国内諮問委員会)の下部組織として設置された「インパクト測定・マネジメント(IMM)ワーキンググループ」は、インパクト投資の実務者が、インパクト測定・マネジメント(以下、Impact Measurement &Management, IMM) を実践する上で重要だと思われる検討ポイントや直⾯し得る課題と対応策について、海外・国内における実践知を参考にすることを⽬的として、以下を本日公開しました。
① インパクト投資実践のためのインパクト測定・マネジメントに係る指針(指針)
② インパクト投資におけるインパクト測定・マネジメント実践ガイドブック(ガイドブック)
③ IMM のグローバルスタンダード作りに向けたディスカッションペーパー〜⽇本からの考察
▶こちらからダウンロードください。(指針|ガイドブック|ディスカッションペーパー)
⽇本におけるインパクト投資市場は黎明期から成⻑期に移⾏し始めており、国内のインパクト投資残⾼として約5,126億円となりました(2021年4月発表)。今後、質の高いインパクト投資が増え続けるためには、インパクト投資の4要素の一つであるIMMをどのように実践していくのかが問われています。
このような背景を踏まえ、日本国内におけるインパクト投資を推進する団体「GSG 国内諮問委員会」は、⽇本のインパクト投資家間での IMMに関する共通理解を形成し、IMM の実践の質を⾼めるため、IMMワーキンググループを設⽴し、ベンチャーキャピタル・資産運⽤会社・アセットオーナー計 17 社の投資実務者を中⼼に、計6 回の会合を開催しました。
その中で、IMM の国際的な原則・フレームワーク・ツール及び海外・国内事例を共有し、IMM を実践する上での検討すべき項目や課題とその解決策を洗い出し、議論を重ね、その成果として、「インパクト投資実践のためのインパクト測定・マネジメントに係る指針(指針)」、「IMM 実践ガイドブック(ガイドブック)」、「IMM のグローバルスタンダード作りに向けたディスカッションペーパー〜⽇本からの考察」を作成・公開するに至りました。
なお、IMM ⼿法は「事実上の標準化」形成に向けた過渡期にあり、今後また新たな考え⽅や⼿法が開発されていく可能性があるため、指針は、実効的な IMM の実現に資する基本的な考え⽅を取りまとめたものであり、ガイドブックは国内外における最先端の実践知を⽰す事を中心としています。また、ディスカッションペーパーでは、国際的に議論がされている内容について、例えば、地方活性化や少子高齢化といったインパクト・テーマの設定をいかに考えるか、といった日本ならではの視点を投げかけています。
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詳細は、こちらをご覧ください。
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連絡先:GSG国内諮問委員会共催
■連絡先
GSG国内諮問委員会事務局
(一般財団法人社会変革推進財団内)
TEL: 03-6229-2622
Email:gsg-nab@siif.or.jp