国内外の主な
プレーヤー
世界では、GSG Impactの他にもインパクト投資をけん引する組織やイニシアチブが複数登場しています。ここでは以下の3つについて紹介します。
GIIN(Global Impact Investing Network)は、インパクト投資の拡大と成果向上を目的として2009年に設立されました。同団体の設立にも、ロックフェラー財団が強く関わっています。
GIINは世界全体のインパクト投資に関する知見共有やインパクト投資家のネットワーク構築を担っており、GSG Impactと並んで同分野の発展に大きな役割を果たしています。
またGIINはインパクト評価に関しても重要な役割を果たしています。特にインパクト投資の指標カタログとしてIRIS及びIRIS+を作成し、数年にわたりアップデートを重ねてきました。
なお日本からは、社会変革推進財団(SIIF)を含む複数の組織がGIINの正式メンバーとして加盟しています。
IMP(Impact Management Project)は、インパクト・マネジメントに関する国際的なイニシアチブです。IMPはインパクトをどのように測定、評価、報告するかについて、世界的な合意を形成するための期限付きフォーラムとして、2016年に始まり、2000人を超える実務家を集め、インパクトの分析・管理する方法を議論してきました。2021年に、予定通り、4つの後継組織へと発展的に解消しました。4つの後継組織は、Impact Management Platform、 Impact Frontiers、 IFRS、 GIINです。
SDGs Impactは、国連開発計画(UNDP)のフラッグシップイニシアチブです。プライベートセクターの資本をSDGsの達成に向けて、特に途上国に還流させることを目的に立ち上げられました。 同イニシアチブは、UNDPが主導するほか、「SDGs Impact Steering Group」としてGSG Impactを含む複数の団体が加盟しています。同イニシアチブでは、1.SDGs Impact Practice Standardの作成、2.SDGs Impact Sealの創設(いわゆる認証制度の立ち上げ)、3.オンライントレーニングプログラムの実施、等が掲げられています。
最新の報告書「日本におけるインパクト投資の現状と課題」のリンク先を紹介します。
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