最新情報
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昨今、事業成長を伴いながら、ポジティブで測定可能な社会的・環境的インパクトの創出を意図する企業(以下、「インパクト企業)が、短期間のうちにビジネスを急成長させ、その成長のために必要な資金を調達するなどの目的で、新規上場を目指すことが増えつつあります。その一方で、上場後の事業成長の維持、株主や市場との対話における企業側の悩みは多い現状があります。
また、投資家側も投資判断の材料の不足やインパクト企業におけるインパクトへの理解において、ばらつきがあるのも事実です。
これらの状況を踏まえて、GSG国内諮問委員会では、上場していくインパクト企業及びインパクト上場企業が、上場市場においてインパクトを創出し続けられること、そのためにインパクトに関する情報が適切に生み出され、流通し、市場における対話や投資判断に活かされていくために必要な環境整備に取り組んでいます。
<GSG国内諮問委員会および一般財団法人社会変革推進財団(以下、「SIIF」)におけるこれまでの活動実績>
2022年8月:「インパクト企業の上場 コンセプトペーパー」の発行
2022年11月:「インパクトIPO*実現・普及に向けた基礎調査」の発行
この度、これらの基礎調査を踏まえて、インパクト企業が、上場等を経た後も投資家等から理解を得て、さらなる対話を通じ、インパクトの拡大や持続的な事業成長を遂げること(これを現時点では「インパクトIPO」と言う。なお、この単語の定義については本ワーキンググループ内にて議論することとする。)に資するガイダンスを作成することを目的に、ワーキンググループを立ち上げることとなりました。
ワーキンググループを開催するにあたり、様々なステージや業界に属する企業の方からも幅広くご意見をお伺いし、ガイダンスの検討に反映させていくため、本ワーキンググループに参加いただく企業を募集することと致しました。
以下の要件を全て満たす企業とする
1.以下に該当する未上場企業
(1)「インパクト企業」の定義に合致すること、インパクト企業とは、事業成長を伴いながら、ポジティブで測定可能な社会的・環境的インパクトの創出を意図する企業
(2)かつ、いずれ上場をすることを検討している、あるいは上場に向けた準備をしている企業を対象とする
2.本ワーキンググループの目的に賛同いただける企業
本ワーキンググループは、インパクト企業の持続的な成長を見据えた市場全体の環境整備に関わる議論となります。そのため、自社のみ優位性の獲得を目的とした参加はご遠慮ください。