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「デットにおけるインパクトファイナンスの考え方とインパクト測定・マネジメントガイダンス」を作成・公開
現状レポート 調査報告・提言書 インパクト評価
この度、金融庁・GSG国内諮問委員会共催「インパクト投資に関する勉強会」の傘下に設置された「DebtIMM分科会」は、約1年半にわたり、銀行、生命保険会社、証券会社、評価機関、コンサルティング会社等のデットによるインパクト投資実務者と16回の議論を重ね作成した「デットにおけるIMMガイダンス」を本日公開しました。

「デットにおけるIMMガイダンス」

社会課題解決のための政府や国際機関による対応には限界があり、その担い手が民間資金による投融資に求められています。また、日本政府の掲げる「成長と分配の好循環」においても、経済成長と社会課題の解決を両立させる重要な手段としてファイナンスの果す役割は大きく、近年「インパクトファイナンス」が注目されています。しかし、日本におけるインパクト投資残高はまだ発展途上の段階であり、特に、日本におけるファイナンスで中心的な役割を果たしている融資や債券において、インパクトファイナンスを促進することは重要です。

しかし、現状のインパクトファイナンスの取組みは、特別な事例として位置付けられており、インパクトファイナンスの裾野を広げていくボトルネックの1つとなっています。そこで、その問題意識を少しでも緩和することを目的に、融資と債券における取組みを後押しするため、「デットにおけるインパクトファイナンスの考え方とインパクト測定・マネジメントガイダンス」(以下「本ガイダンス」)を策定しました。

本ガイダンスでは、デットにおけるインパクトファイナンスについて、事例紹介や解説を踏まえながら、「主体性」「個別性」「発展性」の3つの視点からまとめています。また、インパクトファイナンスの基礎を習得した上で、実践に移行する段階にある実務家を読み手として想定しています。

本ガイダンスは、銀行、生命保険会社、証券会社、評価機関、コンサルティング会社等、多様なアセットクラスの実務家(36名のディスカッションメンバー、13名の執筆メンバー)が組織の垣根を越えて、複数回にわたり精力的に議論し作成されました。
本ガイダンスをもとに、社内での研修・講演会への講師派遣にご関心がある場合は、以下連絡先までお問い合わせください。

[リーダー]
松山 将之 株式会社日本政策投資銀行 設備投資研究所 主任研究員
[サブリーダー]
安間 匡明 一般財団法人社会変革推進財団 エグゼクティブ・アドバイザー
今田 克司 一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ 代表理事

[ガイダンス執筆メンバー] ※氏名五十音順
石渡 明 株式会社格付投資情報センター ESG評価本部副本部長 兼 ESG評価研究所長
今井 優里  みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 サステナビリティコンサルティング第2部
清水 一滴  大和証券株式会社 サステナビリティ・ソリューション推進役
末吉 光太郎  株式会社みずほフィナンシャルグループ サステナブルビジネス部
橋爪 麻紀子  株式会社日本総合研究所 創発戦略センター
平田 みずほ  株式会社SBI新生銀行 サステナブルインパクト推進部サステナブルインパクト評価室長
堀 弘明   三井住友信託銀行株式会社 経営企画部 サステナビリティ推進部
森下 泰由紀  一般財団法人静岡経済研究所 調査部長
谷ヶ崎 真尚  株式会社三菱UFJ銀行 サステナブルビジネス部
山崎 剛   株式会社静岡銀行 コーポレートサポート部 法人ファイナンスグループ課長

関連資料
2023.04.25IMMDebtガイダンス説明資料
デットにおけるインパクト測定・マネジメントガイダンス説明資料(松山氏)
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連絡先:GSG国内諮問委員会共催
■連絡先
GSG国内諮問委員会事務局
(一般財団法人社会変革推進財団内)
TEL: 03-6229-2622
Email:gsg-nab@siif.or.jp

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