GSG国内諮問委員会は、調査研究、普及啓発、ネットワーキングを3つの柱として、日本国内にてインパクト投資を推進する様々な活動を展開しています。
調査研究
2020年6月より、金融庁との共催で、金融市場関係者や行政関係者などを対象とした「インパクト投資に関する勉強会」を、2か月に1回程度で開催しています。
本勉強会は、インパクト投資に対する金融市場関係者と行政の理解を深め、国内外の社会課題解決に向けたインパクト投資への取り組みの意義と課題を明らかにし、我が国金融業界の持続的な発展に資する推進の在り方について議論することを目的としています。
特に、インパクト投資の定義や社会的インパクト評価、インパクトとリターンの関係、適切な退出手段の確保、アセットクラスとしての位置づけなどの重点課題に焦点を当てながら、主として投資家としての金融機関にとってのインパクト投資およびそれを取り巻くエコシステム構築の在り方について焦点をあてて議論を行います。
座長 | 高崎大学経済学部 水口剛副学長 兼 経済学部教授 |
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副座長 | 金融庁 池田賢志 チーフ・サステナブルファイナンス・オフィサー |
委員 | 金融機関、行政機関、国際協力機関、学術機関、ソーシャルセクターより30名以上が委員として参加 金融庁・GSG国内諮問委員会共催「インパクト投資に関する勉強会」委員一覧 |
オブザーバー参加 | 内閣府、外務省、財務省、経済産業省、環境省 |
事務局 | 一般財団法人社会変革推進財団(SIIF) |
主催 | 金融庁 / GSG国内諮問委員会 |
GSG国内諮問委員会の活動に関する最新情報や、
インパクト投資に関するリソースやレポートをご紹介します。
日本総合研究所
足達理事
いま「金融」の常識が大きく変わろうとしている。これまで、リスクとリターンで優劣が評価されてきたが、そこに「誰が」「何のために」資金を使い、「その結果何が生まれるのか」が問われるようになってきている。「インパクト投資」はその代表的な受け皿となる。本研究会はその認識を深めていくための格好の機会となると確信している。
京都大学・京都大学ESG
研究会座長 加藤教授
コロナショックを経て、資本主義がより社会的価値に重点を置くようになる中、企業の社会的貢献事業に着目するインパクト投資が多くの投資家に支持され、日本経済の再活性化にも大きな役割を果たすことが期待されている。本日は重要な議論が多く、今後、インパクト投資への流れを後押しすることを期待したい。